書類選考の際に人事担当者がチェックしているポイント、通過しやすい履歴書・エントリーシートはどのような傾向があるのかお伝えします。
- 字の綺麗さは必要?
- 印象に残る履歴書とは
- 写真は意外と大事!
いろいろなポイントを伝授します!
目次
字の綺麗さは必要?
新卒採用をしていてよく聞かれるのは、字が汚いのですが履歴書やエントリーシートで落とされることはありますか?という質問です。
正解からお伝えすると、字の綺麗さと合否はまったく関係がありません。もちろん、字が綺麗な履歴書をみると字が綺麗な人だな、と良い印象を持つことは確かですがだからといって字が汚い人を不合格にするか、といわれればNOです。
たとえ字が綺麗で読みやすい履歴書であっても、内容に中身がなければ合格にすることはありません。
人事担当者は一日に何枚もの履歴書を見ることもあります。その中で、実際に良く知らない方を知る術として履歴書を見るのですが、意外とその人となりや人柄というのは文字に出るものです。
綺麗な字で書かれているか?よりも、その履歴書を丁寧に書いているかどうか?の方がよっぽど大事です。
新卒の選考では、たくさんの企業に多くのエントリーシートや履歴書を書かなければいけないので、とても大変なことはよく理解をしています。ただ、時間がないからといって殴り書きのような字で書かれた履歴書を出してくる方がたまにいますが、それはかなりのマイナス評価になります。
たかが書類であっても、その人となりを表す重要な手がかりとなります。企業へ提出する書類というのは自分の分身であるという気持ちを持って、丁寧に書くことを心掛けてもらえたらと思います。
印象に残る履歴書とは
先程も書いた通り、人事担当者は何枚もの履歴書を見る機会があります。たくさんの書類の中で、やはり印象に残るもの、残らないものがあります。印象に残るポイントとして、主なポイントをいくつかご紹介したいと思います。
自分の言葉で書いているか?
どこかの本から引用した文章や、よくありがちな志望動機を書かれている場合は印象に残りづらいです。同じ質問に対して、同じような回答をしてくる場合が結構あるのですがそのような履歴書だとだいたい読み飛ばしてしまって印象には残りづらいです。
それよりも、多少文章が拙い表現であっても自分自身の言葉できちんと書かれている履歴書は印象に残りやすくなります。
特技や趣味が珍しい
だいたいの履歴書には志望動機や頑張ったこと、自己PR、資格の有無など共通する質問項目の傾向があると思います。その中で、もし特技や趣味を書く項目があったら必ず書くようにしてみてください。
意外と人事担当はこの特技や趣味からその人となりやライフスタイルを読み取っていることが多いです。また珍しい特技や趣味などがある場合は、一度この人と話をしてみたいな、だったりどんな人なんだろう?と単純に興味が湧きます。
高度な技術は必要としていませんが、もし今現在、特技や趣味と言えるものがない場合は今からでも良いので何かしら始めてみることをオススメします。
志望動機はそこまで重要視していない
面接での場合とは少し違いますが、書類選考の段階においては、皆さんが思われるほど志望動機を気にしていません。(もちろん企業ごとに考え方が違うので一概には言えませんがその傾向はあると感じています)
なぜなら、書類で書かれている志望動機とはあくまでも前もって準備されたものであり、どのようにでも書けるだろうと考えているから。
面接というリアルの場で志望動機を聞くのは、本当にそう思っているのかを質問して確認することもできますし、どのくらい自社について知っているかを直接本人の口から聞くことが出来るので重視する場合が多いですが、いくらでも時間をかけられて色んな情報を得ながら文字として書く志望動機はあまり参考にならないのであまり重視をしません。
写真は意外と大事!
書類選考とは実際に会って行う面接とは違い、文字だけの情報で自分をPRするものです。
誰でも本を読むと眠くなってしまった経験はあるのではないでしょうか?人の情報収集として、文字よりもイラストや絵の方が馴染みやすいというのはよく言われることですが、これは履歴書でも同じことが言えます。
文字での情報というのは、その時読んでいるときは理解をしていますがあとから思い返して印象に残るか?と言われると実は履歴書の中で印象に一番残っているのは「写真」の情報であるといっても過言ではないと思います。
見た目の良し悪し、ということではなく
- 写真の画質が鮮明であるか?
- きちんとした服装で撮影がされているか?
- 表情に違和感がないか?
など写真一つから得られる情報は非常に多岐に渡っています。
面接でも第一印象は重要だと言われますが、履歴書においても写真の印象というのは大事なポイントになります。ですので、写真を撮影する際はきちんとした服装や髪型を心掛けて、できればしっかりと履歴書用の写真を撮影してくれるところで撮影をしたものを使ってもらえればと思います。