応募したい企業があっても、面接に進めなければ意味がありません。
面接というスタートラインに立つために書類審査を突破するための掟を現役人事採用担当者が教えます。
目次
書類審査を突破するための履歴書とそのポイント!
人事担当者は、毎日のように履歴書を受取るのでパッと見て面接に進めるか判断していきます。
新卒採用の履歴書を見たときに応募者の性格が分かりますので、丁寧に時間をかけて作成しましょう。
顔写真は本当に大切!先ずは写真を見直そう!
プロに撮影をお願いしましょう。
当たり前と思うかもしれませんが、この当たり前のことが出来ない応募者もいます。
エアラインやアナウンサーの応募者だけがプロに頼む時代ではありません。新卒で業界関係なく、本気で面接に進みたいのなら顔写真撮影を頼みましょう。
一番目に留まるのが顔写真で、出来ればプロに撮ってもらいましょう。一度撮ってしまえば、就職活動の履歴書に使えますし、データでもらえるので今後も使えます。最近ではスピード写真撮影もクオリティが上がってきていますが、やはりプロに撮ってもらったものと比べると光の具合や写真の出来栄えが圧倒的に差が出るのです。
顔写真を見ただけで、応募者の本気度が分かると言っても過言ではありません。
ゆがんだ顔写真を貼り付けるイコール仕事面で丁寧に仕事ができないという事を連想させますので気をつけましょう。書面上だけの判断になってしまいますが、人事担当者が多数の応募者の中からささっと判断するときには、これらの細かい点で判断します。
写真を綺麗に貼り付けると言った大変シンプルな作業でも既に差が現れてしまうのです。
履歴書は手書きが良いのか、タイプが良いのか論争!
こちらも良くある質問の一つです。結論から言うと「見やすければどちらでも良い」です。
人によっては達筆で、綺麗に手書きで履歴書が書ける人ももちろんいます。自分の字に自信がある方、割と綺麗に字を書ける方は手書きをおすすめします。
文字であなたの人柄が現れます。
ただ、皆が皆達筆とは限りません。
履歴書をタイプにすることで、見栄えが断然違いますし同時にパソコンのベーシックスキルはあると言う印象を持たれます。また、タイピングであると、手書きと違って修正が楽ですし、使い回しが可能です。
それぞれの特性によって使い分けましょう。「見やすければどちらでも良い」が人事担当者の本音です。
最後に志望動機!
これまで、履歴書の書き方で大切な点をご紹介しましたが、ここでようやく志望動機の確認です。履歴書を受取る、顔写真チェック、全体的に履歴書が綺麗に書けているか判断してようやく志望動機を読みます。
下記のような例文は避けましょう。
「○○の業界で自分自身の力を試したいと思い志望しました。」
↓↓↓↓↓
力を試したいと言う例文ですが、ここではどうしても上から目線の印象を受けてしまいます。
これまで○○の業界でどう貢献していけるのか具体的な事を記載し、あなたが将来働くとイメージを抱かせましょう。
エントリーシートの具体的サンプル「感じたことを書く!」
エントリーシートでは、ご自身が感じた事を具体的に書きましょう。
もし既に応募企業でインターンシップや座談会などに参加された場合は、その部署や担当してくださった社員さんの名前を具体的にあげて文章を作りましょう。
ただただ、御社のインターンシップに参加しましたよりも、
○月○日に○○部署で〇〇さんと担当した○○○の案件では○○を学ぶことが出来、より一層御社への志望する気持ちが高まりました。
また、座談会で○○さんとお話する機会があり、その際に○○さんの仕事に対する姿勢を感じることが出来たことも御社へ入社したいと思った一つです。
などと言った、あなたがその時に体験した出来事を書くだけで、既に他の応募者と差が現れています。もちろん嘘を書いてはいけませんが、企業訪問や説明会で担当者と話した経験や応募先企業に対して感じた感想でも構いません。
全員がインターンシップに行ける訳では無いと思いますが、あなた自身がどのように企業と接触することが出来たかはアピールポイントになります。会社訪問でも、説明会でも、OBOG訪問でも企業側は何かしらの体験を提供しているはずです。
その機会を無駄にせず、あなたご自身の言葉で説明できる体験を記載すれば、面接に進んだ際にとても生きてくるのです。