今日が大事な面接だとしても、いつでも良い天気とは限りませんよね。
雨が降っていれば傘を使うことになりますが、意外と面接会場での取り扱いに迷ったりしませんか。
普段何気なく使っている傘でも、就活ではビジネスマナーが試されることになります。
雨の日対策と併せて、傘の取り扱いについてご説明します。
目次
傘はビジネスマナーが試される
就活では様々なビジネスマナーが試されますが、傘もその一つになります。
マナーを知っているか知らないかでは与える印象が違ってきますので、たかが傘と思わずに正しいマナーを心掛けましょう。
適切なマナーを知っていることが大切
雨の日に電車の乗っている時やお店に入ると、時々傘の持ち運び方があり得ない人を見かけたりしませんか。
他人の迷惑を考えない傘の取り扱いは、相手を不快にさせてしまうので社会人としては致命的と言えます。
就活に限った話ではなく、傘の取り扱いマナーはしっかりとした大人として知っていなければなりません。
大袈裟に言えば傘のマナーで人間性を疑われてしまいますよ。
さすがに傘だけで不採用はないけれど
そうは言っても傘のマナー一つで不採用になることはそう滅多にある話ではありません。
よほどの奇行をしない限りは大丈夫ですので、過度に恐れなくて良いです。
そもそも入り口で傘を置いてしまえば、少人数の企業でもない限りは面接官の目には止まりませんからね。
なので今回のお話は面接対策というよりは、社会人としての常識を覚えておいて欲しいというものです。
面接時の傘のマナー
それでは面接の際の傘の取り扱いマナーについて説明していきましょう。
実際のところ少し気をつければ良いだけのものばかりですので、そんなに神経質にならなくて大丈夫ですよ。
無地でシンプルなものを選ぶ
持ち運びする傘のデザインは無地のものが良いです。
あまり模様がついているような傘や派手な色合いの傘は、ビジネスシーンには適しませんので面接時に使うのはやめておきましょう。
女性の場合はフリルのついている傘が多いですが、多少であれば問題ありません。
無理に男性用にしても使いづらいので、自分に合ったものにしてください。
また、ビニール傘もあまりビジネスには向いていませんので、急な雨なら仕方がありませんが、朝から降っていたりした日は使わない方が無難です。
建物を濡らさないように配慮する
傘をさして企業まで訪問したならば傘の水滴は落として建物に入らなければなりません。
この辺りは就活以前のマナーではありますが、面接のことで頭がいっぱいになっていると意外と抜け落ちていることがあるので気を付けなければなりません。
スペースにもよりますが、建物に入る前に水滴はなるべく落としておいた方が良いのでタオルなどを携帯しておくと良いでしょう。
入り口に水切りや傘袋がある建物は多いでしょうが、びしょ濡れの傘はそれくらいでは抑えられません。
面接時はカバンの横に平行に
入り口に傘立てがあったり受付で傘を預かってくれる企業は多いですが、面接の部屋まで傘を持ち込まなければならないケースも少なくありません
その場合、面接中の傘の置き場所はカバンと平行に置くのがベストです。
カバンの上に載せたり、椅子に引っ掛けたりすると何かの拍子に落ちてしまうことがあるので不格好になってしまいますよ。
傘の方向は先端を相手に向けるのは失礼にあたりますので、絶対に持ち手が面接官の方に向くようにしてください。
ベストは折り畳み傘
ここまで読んでもらって恐縮ですが、一番良いのは折り畳み傘を持って行動することです。
そうすれば建物に入る前の処置さえ間違えなければ特に問題は起こりませんので、余計なところで神経をすり減らす必要がありません。
ですが、カバンに仕舞う際にしっかり水滴対策をしておかないと大事な書類などを濡らしてしまう可能性があるので、そこだけは気をつけてくださいね。
その他雨対策
雨の日は傘の取り扱いも大変ですが、それ以外にも雨の日は気をつけないといけないことが沢山ありますよね。
雨の日に気をつけてもらいたいポイントをまとめてご紹介します。
どうしても濡れたくない日はタクシー移動を
雨が強い日はどんなに対策を取っても多少は濡れてしまうものですよね。
その日の面接が一番の本命企業であったり、駅から距離があって歩く時間が長くなりそうな時はタクシー移動も検討してみてください。
企業の目の前にタクシーで乗り付けるのはあまり印象が良くありませんが、近くまでなら使っても大丈夫です。
ただしタクシーは渋滞などに巻き込まれる可能性もあるので、時間が読めないのが怖いところです。
時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
長靴は履き替えること
雨が強い日の場合はレインブーツを履いて移動もやむを得ません。
むしろ足元がびしょ濡れになってしまうので、そうした方が良いと思います。
ですがレインブーツのまま面接に臨むわけにはいいきませんので、ちゃんとビジネスシューズも持って行って履き替えるようにしましょう。
レインブーツは嵩張るので、できる限り駅のロッカーなどに預けて面接会場には持ち込まないのが好ましいです。
大事な書類が濡れないように
雨の日で怖いのがカバンの中に入れた書類が濡れてしまうことでしょう。
履歴書などその日に提出しなければならない書類を濡らしてしまうと大変です。
よほど厳しい企業でもない限りは受け取ってはくれるでしょうが、提出書類が濡れているのは印象が悪いです。
カバンはチャックが締まるものにした方が良いですし、雨が強い日は念のためにビニール袋などで書類は包んでおくようにしましょう。
身だしなみもチェック
雨の日はいつも以上に身だしなみにも気を付けなければなりません。
水滴をつけたまま面接をするわけにはいかないことはもちろんですし、湿気が強いと髪型が乱れてしまうという人もいらっしゃるでしょう。
現地で身だしなみをチェックする時間はしっかりと確保するようにしてくださいね。
まとめ
面接の日が雨である可能性は十分にあり得ますが、マナーを覚えておかないと余計な失点に繋がってしまう恐れがあります。
少しの気配りでできることではありますが、案外忘れてしまうので十分注意しましょう。
天気は言い訳にはなりませんので、自分の力を発揮できるように頑張ってくださいね。