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将来のビジョン就活の論文などでよく見られるテーマに「10年後の自分はどうなりたいですか?」というものがあります。

まだ働いてもいないのに10年後を想像するのはなかなか難しいですよね。

ですが、就活中に質問されなかったとしても10年後の自分を意識するのはとても大切なことです。

10年後の自分の考え方をご説明していきましょう。

10年後の自分を考える意味

正確に言えば「10年」という数字にはそこまで絶対の意味はありません。

強いて言えば、3年後や5年後を考えることも大事ですが3年はスパンが短いですし、20年にすると遠すぎて状況がどうなっているかは読めません。

10年後が中堅社員になっていてバランス的にちょうど良いというだけで、重要なのは先も見据えて行動することです。

自分の未来像を考えることは面倒に思えるかもしれませんが、自分自身にとってメリットが多くありますので、是非実践してみてください。

 

人生の道筋を立てることで課題が見える

10年後の自分を描くということは、自分が進む方向性を示すということになります。

ただ闇雲に進むのはなかなか難しいことで、その時によって方向が変わってしまっていつの間にか明後日の方を向いてしまっていることもあります。

回り道もまた勉強ですので無駄とは言えませんが、いつも回り道をしているようですと結局何も残らないことになってしまいますよね。

まず1つ遠い先の目標を立てるとまずはそこに向けて出発するわけですが、その途中で現れる課題に対してどうすべきかという目先の目標も自然と決まってきます。

成長するためにベストなのは課題をクリアしていくことですので、自分の課題が見えやすい状況を作るのは良いことなのです。

 

自分の立ち位置がわかる

もしこの記事を読んでいるあなたがまだ就活までに時間の余裕があるのであれば、先に書いたことに倣って是非就活での目標を立ててみてください。

既に就活が始まっている人は就職後に意識してもらえばいいのですが、どちらのパターンでも目標を立てて動き出したなら時々自分の立ち位置を確認してみましょう。

目標に対してどのくらい進んでいるかを確認することこそが肝と言えますので、この作業を疎かにしてはいけません。

思いのほか上手くいってなければやり方を変えてみることも検討できますし、順調のようなら目標達成時期を前倒ししても良いですね。

時には軌道修正をしないといけないこともあるでしょうが、それだって恥ずかしいことではありませんのでまた新たに目標を立て直してください。

自分の立ち位置を確認しながら自分を成長させましょう。

 

しっかり考えていることのアピールになる

就活対策として考えるのであれば、将来のビジョンを持っていることはかなりアピールポイントになります。

頭ではわかっていても実際はなかなかできていないものですので、そこだけでもライバルに差をつけるチャンスとなります。

面接で質問されることの多くは、この将来のビジョンに対して質問の仕方を変えているに過ぎませんので、自分で将来を意識していれば自ずとあらゆる質問にも対応できるものです。

面接対策を立てるにしても、ここから始めておくと非常にスムーズにいくでしょう。

 

10年後の自分の描き方

10年後の自分を描くのは難しいと言えば難しいですが、自分のことですので考えようによっては簡単でもあります。

ポイントを押さえていけばそれほど苦労せずに描くことができます。

 

今までの自分を振り返る

まず10年後の自分を描く前に、今までの自分を振り返ってみましょう。

過去も未来もあなたはあなたですので、振り返ることによって先も見えてきま。

この際にポイントとなるのは2つあり、1つは過去の自分から大きく逸脱するのは難しいということです。

例えば裏方で活躍するのが得意な人が、10年後にはみんなの先頭に立つリーダになるというのはちょっとキャラが変わり過ぎです。

もちろん無理なことではないのですが、特に面接などで企業にも聞かせる場合は「本当に?」と思われかねません。

2つめのポイントは逆の考えになるのですが、今までの自分をどう変えたいかということになります。

今までは自分を出すのが苦手だったから、前に出るように成長したいというのであれば立派な10年後の描き方です。

具体的な改善点も加えて提示できれば聞く側も納得いくでしょう。

適当に印象が良さそうな未来像を並べてみても、あなたとリンクしていなければそれは意味を成しません。

 

その企業の社風を意識する

10年後の自分を描く場合は、その企業でのキャリアを描くのがベストです。

面接対策として考えるのであれば企業の先輩社員のインタビューなどを参考にしながらどんな仕事をしてみたいかを考えると良いでしょう。

また、その企業だからこそ達成できるキャリアを描いていた方が印象としては良いです。

反対にどこの企業でも通用するようなことを述べると、決して間違いではないのですがアピールとしては少し物足りません。

自分の中でベースを持っておいて、そこに志望企業のエッセンスを加えるのが理想的です。

面接対策ではなく自分なりに考える場合は、具体的に考えれば考えるほど進むべき進路が見えやすくなってきます。

自分で事業をやってみるのが目標なら、社内ベンチャーが活発な企業にするとかですね。

また、面接であれば業界のことをどこまで理解しているかも確認されていますので、現状を分析しながら自分なりのビジョンを持つことをお勧めします。

 

突拍子もないビジョンは無意味

10年後の自分の描き方は自由ですが、あまりに突拍子もない現実味が低い目標を立てることは意味がないと言わなければなりません。

例えば大手企業に就職しようとしているのに、「10年後に社長になります!」と言われてもみんなポカンとしてしまいますよね。

目標を大きく持つことはもちろん悪いことではありませんが、現実味がない夢物語は何も考えていないのと同じに扱われます。

本気で目標にしているというのであれば、どういったステップで目標を達成するのかを周りが納得できるくらいにまで練り上げておきましょう。

 

まとめ

10年後の自分のことなどわからないからこそ、自分でどうしたいか考えておくことが大切です。

面接ではあなたの人物像を知るために質問してきますし、それがなかったとしても就活全般で必要になってきます。

正解を求めているわけではありませんので、自分なりのビジョンを持って就活に臨んでください。

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