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15~30分程度の時間の中で、面接官は第一印象どおりの好印象の人物なのか?意外にイケル奴なのか?最初の数秒にたてた第一印象という仮説の検証が、面接!大コケする者がいる一方で、うまく生き残る者もいるのです。この適者生存の縮図の世界をいかに乗り切っていくべきか?ここに焦点を絞りたいと思います。

面接では見た目が大切!重視される(特に新卒男子)

あくまで初対面であり、長く付き合った間柄ではない以上、話の内容以前に「見た目」で相当印象が変わります。基本的に、人事担当に対等感を感じさせるくらいに見た目を作り込むべきです。

まず、靴を見られる!

ここに隙を作ってしまいます。就職活動で長く使用している革靴は、どうしてもヘタってしまっています。学生の立場からすると、それだけ苦労しています、と言いたいかもしれませんが、人事担当には伝わりません。

Y国立大の文系に在籍する男子のことです。彼は、トークが冴え渡り、なるほどと思わせる話題も豊富でしたが、靴がボロボロでした。

本来的に関係のない事柄なのですが、あまりの汚さに目が行ってしまいます。面接官の最終的な判断で次のステップに進みましたが、複数の候補者の中で検討するにあたって、あの靴の汚れ具合がなければ、圧倒的な推薦を得て最終合格したのではないかと思えました。

やはり隙の無い「見た目」を作るべきであり、黒光りしている革靴こそがベストです。

おそらく、きちんとした革靴を履いていくかどうかで相当な印象格差がつきます。面接の場だと、どうしても話す内容に意識が集中するものですが、身の回りはその前に整えることができます。

ワイシャツにも気を遣う必要あり!

ワイシャツも安物だったり、アイロンがかかっていなかったりすると、「スキがある」と見られてしまいます。

ビジネスマンは自分が毎日クリーニングに出したワイシャツを着込んでいるので、ヨレヨレのワイシャツを見ると、人事担当は、かなり冷めてしまいます。

クリーニングにだした真っ白なワイシャツ、一択です。

ワイシャツの下に色物のTシャツは論外です。面接が終わったあと、ネタにされます。

顔、髪の毛、メガネのイメージ!

髪の毛を短く刈り込んで、メガネをコンタクトにし、頑張って作り笑顔を絶やさないようにすることです。

会社をどれだけ調べてきたかをチェック!(特に新卒男子)

見た目重視とは言っても、口を開いた途端に、人事担当がガッカリするような言葉を発してはいけません。

逆に、見た目で多少、遅れをとっていても、トークの内容で十分に挽回できるものです。その挽回に関する留意点は、次のようなことが挙げられるでしょう。

採用パンフレット・会社の採用HP以外から、どれだけ情報を集めているか?

採用活動のための学生向けの資料は広告代理店が作成します。表現や内容が斬新であっても書いているのは、社外の人であり、実は面接担当者はあまり読んでません。

表面的な会社が準備した資料ではなく、独自の活動でどれだけ会社情報を収集したかをアピールしましょう。

 

中堅校以下によくある例は、採用パンフレットONLYで、会社の話を進めようとします。これは、「どれだけ、うちの会社を舐めているのだ」という印象を与えます。

一つ過去の例を挙げます。

以前、都心にある東京西側の某国立H大学の法学部の院生が面接にやってきました。履歴書は、中学から著名どころであるわけで、履歴書仕分けだけなら、ピカイチで合格です。

しかし、彼が次のステップに進むことはありませんでした。

なぜなら、彼は、会社のことを何一つ調べずに面接に臨んできたからです。

自分が大学院で何を研究したかを、蕩蕩と話しただけで、何故、この会社をうけようと思ったのか一切説明していませんでした。

彼は、自分が二次面接あたりで不合格になったことが理解できなかったと思います。

彼からは「受けに来てやった。」感が半端なく感じられました。

たしかに、そういう気持ちで面接を受ける学生は多いかもしれませんが、それを面接の場で率直に披露するのは、就職活動戦略上うまくないのではないでしょうか。

 

私が新卒面接をやっていた頃は、まだ景気が本調子ではありませんでしたが、やはり、新卒・男子は隙だらけでした。

ほぼ会社の情報について何も準備をせずに、自己PRだけしゃべっているというのが多く見受けられました。

自己PRは、一回作ったら、どこでも同じことを話せますが、会社に関する事柄は一回きりです。そこに、どれだけ時間をかけられるかが勝負どころであり、会社に対する熱意を発表できる場です。

あなたのトークは「何文字で、何分かかりますか?」(男子・女子同じです)

「TED」というアメリカのスピーチ番組が、かなり面白いです。

各界の著名人が限られた時間の中で、感動を呼ぶ話をしてくれます。英語の勉強にもなるでしょう。

しかし、彼らは無制限に話をしているわけではありません。

限られた時間を有効に使い、無駄な接続詞を極力省き、十分に練り上げられたスピーチ原稿を準備しているから可能なのです。

面接の時に定番で聞かれるテーマ(学生時代に打ち込んだこととか)を準備するにあたって、きちんと文字で準備しているでしょうか?文字を一言一句正確には話せないと思うかもしれません。

しかし、大体、何文字で何分かかるかをきちんと分かっていると、準備段階で「これは長すぎる。」と自分で添削が可能になります。

400字なら、何分かかる。800字なら、何分かかる、というように準備原稿と話す長さの自己測定をしてあると、面接官が手短にして欲しそうなときと、深堀してきたときとで使い分けができるようになるものです。

 

社会人向けスピーチサークルで、「トーストマスターズ・インターナショナル」という非営利法人が代表的ですが、スピーチを深堀したければ、そういう場はいくらでもあります。

一生に何度もない面接のチャンスに備え十分な練習をしてみるのはいかがでしょうか。

面接でよくある質問と模範回答

なぜ、この会社をうけようと思ったのですか?教えていただけますか?

この質問の際の模範回答をご紹介します。ご参考にしてくださいませ。

分かりました。(数秒程度、沈黙)

私が、御社を受けようと思った理由は、3つあります。

まず、一つ目は・・・・・。

次に、二つ目は・・・・・。

最後に、三つ目は・・・・。

以上の三つの点から、私は御社を希望いたしました。

志望理由は定番だと思うし、理由は人それぞれでいいと思います。

必須なのは、上記のように、2つか3つに分けて説明すること。そして、冒頭に「2つ」または「3つ」と強調することです。

これによって、ロジカルに説明ができると印象づけることができます。

また、聞かれたらすぐに答えずに、少し沈黙しても問題ありません。しっかりした答えをするのに、数秒程度考える時間があってもいいものです。

まとめ

ここに記載した内容は、小ワザばかりですが、面接の現場では、これらが見事なくらいに出来ておりません。(特に男子学生。)

世間にその名を響かせている大学の学生も、出来ておりません。

だからこそ、チャンスなのです。自分がその会社でやっていけると思ったら、十分に準備をしてチャレンジしてみるべきです。

受験生の頃、とても手の届かなかった大学の同級生を逆転することができるのです。

最後に生き残るものが強いのであり、適者生存、それを証明するいい機会ではないでしょうか。

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