こちらからシェアできます!

言葉の意味就活の面接やエントリーシートで志望動機などを書いているとついつい「働きがい」などそれっぽい言葉を使いたくなってしまいませんか。

もちろん自分で考えた末にその言葉を選んでいるのなら何の心配もいりませんが、ようわからないけどみんな言うから使っているでは無意味です。

就活で使いがちな言葉を3つ挙げて意味を考えていきましょう。

働きがいってなんだ?

仕事をする上で大事なことの1つが働きがいですが、その言葉をわかって使っていますか?

働きがいは人それぞれで感じ方が違う部分ですので言葉だけが独り歩きしてもまったく意味がありません。

 

どんな部分に働きがいを感じたのか

「御社に働きがいを感じました」というのは一見褒めているようでどこか偉そうな雰囲気を漂わせていますよね。

働きがいを感じることは悪くないのですが、どこに魅力を感じたのかなどを丁寧に説明していいないと、とりあえず言ってみただけのように思われてしまいます。

例えば今後の成長戦略が魅力的だったからであったり、評価制度が平等で力を発揮できると思えたなど理由を含めてだから働きがいを感じたとするようにしましょう。

「働きがい」という漠然とした言葉はどこの企業でも使えてしまうのでそこにも注意です。

 

人の働きがいに惑わされないこと

説明会やOBOG訪問など先輩社員に質問をする機会があった時に必ずといっていいほど出るのが「どんなところに働きがいを感じますか?」という質問です。

仕事に対して不安がある時に訊いておきたい気持ちはわかりますが、働きがいは個人の価値観によっても違いますのであくまで参考程度にしておきましょう。

既に社会人として仕事をしている人とまだ学生のあなたでは感じることが違うので共感できなくて戸惑ってしまう恐れもあります。

働きがいを質問することでその企業の魅力を端的に説明してくれる人もいるので質問自体は有効だと私は思います。

 

働きがいがないといけないわけでもない

みなさん揃って働きがいを大事にしていますが、働きがいはなければいけないというわけでもないので無理に見つけようとしなくても大丈夫です。

また、お給料面や休みの多さなどを魅力に感じてそれがモチベーションとなることもありますが、それを働きがいと言うのはちょっと面接では厳しいですよね。

「どこに働きがいを感じますか?」などのピンポイントな質問が来ない限りは無理に言う必要はありません。

 

社会貢献ってなんだ?

就活の志望動機で使いたくなる言葉で多いのが「社会貢献」です。

なかなか学生の時には使わないので自分の仕事に意義を持たせるためにも重要で、働きがいと一緒にキーワードとして使うこともあります。

ですがこれも意味を理解していないと薄い言葉になってしまうので十分に気をつけましょう。

 

社会貢献していない企業はない

企業はかなり特殊なものではない限り必ず何かしらの形で社会貢献をしています。

正確には他の人が認めなかったとしても企業が社会貢献をしていると主張する限りはその通りですし、それは個人の解釈の世界です。

事業というものは需要がなければ成り立ちませんのでその需要を満たすことは十分に社会貢献をしていると言うことが出来ます。

つまり「社会貢献をしているから志望した」と面接で言うのは発言として正しくないのです。

 

どんな分野で社会貢献出来ていると思うのか

社会貢献をしていない企業はないと説明しましたが、社会貢献の仕方は様々です。

人々の生活を豊かにする商品を提供することも、人々を笑顔にするサービスを行うことも社会貢献ですし、もっと分かりやすく何かしらの寄付をしているという企業もあるでしょう。

雇用を積極的に行うことも社会貢献と言えますので挙げればキリがないほどです。

社会貢献をしているからその企業を志望していると言うなら具体的な部分を挙げましょう。

 

企業はボランティアではない

企業が社会貢献をしているとはいえ、それは事業として社会貢献をすることが会社の利益に繋がるからです。

あくまでも営利団体であり、ボランティア組織ではない企業の面接で社会貢献に共感していることを最優先でアピールするのは少し違います。

企業の本来の目的はどこにあるのかを考えずに言葉だけを並べていては仕事をする意識としてはあまり良いとは言えなくなってしまいますのでご注意ください。

 

自己成長ってなんだ?

仕事をする中で実現したのが、もっと上の自分を目指す自己成長ですよね。

自己成長という言葉を使っていると前向きで向上心がある人のように見えそうな気がします。

ですが、自己成長は面接で言うには正しいことなのでしょうか?

 

自己成長よりも企業を成長させること

自分を成長させることは大事なことですが、採用する企業が欲しいのは会社を成長させてくれる人材です。

もちろんあなた自身が成長することで会社の力になることが出来るようになりますので、自己成長をアピールするならそれが貢献に繋がると考えていることも含めて話すようにしましょう。

学校ではないのですがから自社のために約に立つ人しか企業は欲しいとは思えません。

 

なぜ自己成長が出来ると思ったのか

自己成長とはその気になればどこの企業でも出来ることですので、その言葉だけではその企業を志望する理由にはなりません。

志望動機で自己成長を使うのであればなぜ自分の成長にその企業が良いと思ったのかを述べるようにしましょう。

将来目指したい人物像なども面接ではよく出る質問ですので、先回りして自分の理想像を実現させるためにその企業のどのような部分を取り入れたいかを話して本気度をアピールするようにしてください。

 

踏み台にするかのようなことを言っていないか

自己成長の言葉だけを押していくのは自分のことしか考えていない印象を与えるだけではなく、聞きようによっては自己成長が実現したらもうその企業には用がないようにも思えます。

本心がどうであれ相手にそう思われてしまったら終わりですので言葉の選び方には注意してください。

成長した自分をその企業の仕事の中でどう生かすかのビジョンがなければ、まるで踏み台にしているかのような印象となってしまいます。

 

まとめ

就活の中ではみんなが使っているから自分もとりあえず使っておけとなってしまっている言葉も少なからずあるでしょう。

その言葉自体は悪くないのですから使うのは構いませんが、大事なのはあなたが意味を理解して話すことが出来ているかどうかです。

借り物の言葉にするのではなく、自分で考えた結果としてその言葉を選ぶように心掛けてくださいね。

関連記事


こちらからシェアできます!