就活生の皆さんは、何十回、人によっては100回以上の就活で上手くいかない経験をすることと思われます。
失敗することの方が多いと分かっていても、落ちてしまった時にのストレスは大きくモチベーションの低下を招きます。
下がったモチベーションを回復させる方法を教えます。
目次
就活と心技体
「心技体」という言葉を誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう。
武道やスポーツの世界では、強い精神力、磨き抜かれた技、鍛え抜かれた体の3つが揃って初めて超一流の選手になれるという意味で「心技体」が使われます。
一番上に「心」、すなわち精神力やメンタルといったものが来ることに注目して下さい。
心が整っていなければ、いくら技や体が充実していても結果を残すことは出来ないと一流のアスリートたちは語ります。
「心技体」の考え方は就活にも当てはまります。
心の部分の準備ができていなければ、沢山の資格を持っていたり面接の練習パーフェクトにこなしていたとしても本番では力を発揮できないでしょう。
様々な初体験に戸惑い、学校と就活との両立に悩み、友人と自分との比較に苦しむ時間が長期に渡って続きます。
就活とは、心が激しく揺さぶられる期間でもあるのです。
就活最大の敵はモチベーションの低下
就活最大の敵、それは落ち続けることによってモチベーションが低下していってしまうことです。上手くいかないことが続くと、「自分はダメな人間なんだ」と思い込んでしまいます。
どうせ次の面接も上手くいくわけないと後ろ向きになってしまい、受ける前から気持ちでライバルに負けてしまいがちです。更に、友人たちが次々内定をもらうようになると、周囲からの比較で一層自分がダメな人間であるような気持ちになります。
「就活の失敗がモチベーションを低下させ、モチベーションの低下が就活の失敗を招く」完全なる負のスパイラルにハマってしまうのです。
就活自体を諦めるようになってしまい、「もうフリーターでいいや」と投げやりな気持ちになってしまう人は毎年一定数いるのです。
フリーターを否定するわけではありません。
何かの目標があってフリーターを選択するなら周囲も応援してくれるでしょうし、本人も前向きに生活していけることでしょう。しかし、投げやりな気持ちでなんとなくフリーターになるのは止めた方がいい。
元々好きでもなく仕方なく選んだフリーターの仕事、働き出しても退屈に感じるだけです。
好きでも無い仕事で心身が疲弊、ますます追い詰められていきます。
学生時代の友人は社会人として活躍中、自分との落差に心を傷つけられ、周囲に対して壁を作り孤立。
こうなってくるとかなり重症。
最悪の場合、うつ症状を発症して働けなくなってしまう危険性もあります。
ちょっと話がそれてしまいましたが、ここまで行かなくてもモチベーションの低下によって苦しい状況に追い込まれてしまう学生は多いのです。
なんとか負のスパイラルを断ち切らねばなりません。
就活の失敗が続き自信を失っている状態なので、小さな会社だとしても1社でも受かってさえしまえば成功体験により自信が復活して立ち直ることができるでしょう。
とはいえ、そう都合よく合格できる訳ではありませんからね。
内定をもらうことによって成功体験を積み重ねるという方法は使えません。別の角度から成功体験を積み重ね、就活に挑むための自信を復活させるアプローチが必要になります。
成功体験を勝ち得る方法
得意なことに打ち込む
成功体験を掴む手っ取り早い方法は、趣味でもバイトでも好きなことや自信があることに打ち込むことです。
就活で失敗が続き落ち込んでいる状態を一旦リセットします。
得意なフィールドで一心不乱に何かに打ち込むと、就活を忘れストレスを解消することができます。また、「自分にはこんな得意なことがある・こんな良いところがある」ということに気づけます。
就活が上手くいかないことによって、自分の良いところを見失い悪いところばかりが目に付く状態に陥っています。
周囲の力を借りる
1人で悩まずに周囲の人たちに支えてもらうことも時には大切です。
周囲の人たちからの後押しは成功体験として心の栄養となります。
友人や両親、恋人、ゼミの先生、バイト先の人など色々な人に「就活であなたの強みを聞かれた時のために、私の良いところや優れているところを3つほど挙げてみてくれませんか」と協力をお願いします。
皆、快く答えてくれることでしょう。
自分が見失っていた長所を思い出すことができます。
沢山の人がこれだけ自分の長所を語ってくれているのだと実感することで、自分の人生を肯定することができるでしょう。
自信の回復に成功し、もう一度就活に挑む力が沸いてくるはずですよ。
ちなみに、弱みについては聞かなくていいですよ。
あくまで成功体験をきっかけにモチベーションを高めていくための方法です。自信回復のさまたげになるようなことは一切する必要はありません。
成功している自分をイメージする
自信が回復してきたら、寝る前の時間を利用して就活で成功した後の自分の姿をイメージします。
内定を勝ち取り周囲から祝福される構図でもいいですし、入社して企業でバリバリ働いている未来予想図でも構いません。
寝る前のイメージトレーニングで明日への活力を養いましょう。