どのようなことを言えば、面接官によい印象を持ってもらえるかのマル秘をお伝えします。そしてさらに、こんなことを言ってしまったら、絶対にNGの返答を一挙大公開。
目次
面接は誰でも緊張するの?
私はとある、大きな企業の人事担当を受け持っていました。新卒の採用の際、当然のことながら、いくつかの採用ポイントが存在します。その中で、一番重要なことを是非皆様にお伝えしようと思います。
面接は誰でも緊張するものです。
練習の時に言えたのに、面接本番、言おうとしていた内容の半分以下しか伝えることができなかった、とよく耳にします。
理由はさまざまですが、面接に来た人全員が、実はそう思っているのです。
面接で緊張しない人は世の中誰もいません。もし緊張しない人がいるのであれば、その人は、面接をバカにしているのか、全く真剣に取り組んでいない証拠です。緊張するのは当たり前、
発声の準備運動で面接の緊張が取れる
さて、企業によって異なりますが、大抵の場合、新卒採用の面接には、面接官が5人ほど並んでいます。お礼をして、名前を伝えて、椅子に着席して面接スタートとなります。
ここでのポイントは、名前を伝えるときは、いつも話すときよりも、やや大きめで伝えるといいでしょう。そして、一言「今日はわざわざお時間を取っていただき、ありがとうございます。どうぞ、よろしくお願いします」と言った言葉が、好印象を与えてくれます。
ちょっとしたことでも、自分の面接を有利に運ぶことができます。
こう言えばいい印象を与えられ、採用は決まり?
さて、面接官から志望動機や学生時代どんなことをしていたのか、などを聞かれると思います。
ここで重要なポイントをお伝えします。特に学生時代どんなことをしたのかで、大きな勝敗が左右されます。
例えば、「野球のキャプテンを務めて、県大会で優勝しました」と伝えたとしましょう。
これは限りなく0点になります。なぜなら、履歴書にはすでに載っているからです。
つまり、面接官が聞きたいのは、キャプテンや大会で優勝した実績ではないのです。もちろん、実績は凄いと評価はしてくれ、エネルギッシュに働いてくれるかもしれないと思ってはくれるでしょう。
しかし、人事担当者としては、その野球を通して、自分自身は何をして、その何をしてきたかというのが、将来ここで働いてもらって、戦力や貢献してもらえるかどうかを聞いているのです。
例えば、こんな回答ならOKです。
こんなことを実際の面接で話したら、面接官は、ぜひうちの会社に来てほしいと思うはずです。この子は責任感があって、最後まで仕事をしてくれるかもしれないと、好印象を持ってくるはずです。
話すときのポイントは!?
さて、先ほど重要なポイントを話しました。では、話すときの注意点を簡潔にお伝えします。
学校の先生や面接のレッスンを受けると、良いアドバイスをもらえますが、細かいところまで指導されてしまい、なかなか自分の言葉で話すことが困難なことになります。大まかなポイントを頭に入れれば、自分の言葉で話すように心がけることです。
もし、方言が出てしまったり、普段使わない敬語を使って、口がもつれてしまったら、素直に「うまく話すことができず申し訳ございません」と言えば、何ら問題ありません。
面接官の立場に立て考えると見えてくるものがある
ここは、少し話題を変えてみます。こんなことを考えてみてください。面接官は一日かけて何十人もの人と面接します。そうすると、何か共通してくるものがあります。
例えば、志望動機は?と質問されたとします。
そうすると、御社は信用もあり、大企業で…云云。10人に質問して、言葉の表現の違いはありますが、同じようなことを聞いていると正直飽きてきます。
こんな答え方をしたら一発アウト(面接でのNGワード)
さて、話の締めくくりに、こんな答え方をしてしまったら、絶対に採用されない、というお話をしましょう。
面接の一番最後に「何か質問がありますか」と言われます。本当に特に言うことがなければ、正直に「特に質問はありません、今日は本当にありがとうございました」と一言言ってフィニッシュです。
しかしながら、必ず1シーズンに数名いるのです。せっかく好印象をもって、採用しようと思っていたのに、結果NGにしてしまうのが、こんな答え方です。
「何か質問ありますか」という問いに、「御社の経営方針を教えて下さい」という答え方です。
まだ新卒で、経営にも携わっていないのにもかかわらず、このようなことを言う人です。面接官からは外見はいいが、中身のないものだとレッテルを貼られるだけです。人をバカにするのもいい加減にしろと思われてしまいます。そこは絶対に気を付けてください。