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就職・転職の際に受ける面接。人生を大きく左右するこの面接で志望の会社に落ちた時は本当に落ち込んでしまいますよね。

しかし、ここで落ち込んだまま引きずってしまうと、自分に自信が持てず、そのまま引きこもってしまったりして自分の人生の一番大事な時を失ってしまうのは本当にもったないことです。

ここでは、私の経験をもとに面接に落ちてもモチベーションを落とさず、むしろ逆にモチベーションをアップして内定を勝ち取る気持ちの持ちようなどをご紹介していきたいと思います。

面接では苦手、緊張が当たり前と思おう

就職・転職の際に受ける面接って誰もが経験していると思いますが、面接が得意で成功体験しかないって人は稀で大抵はほとんどの人が緊張するでしょうし、苦手な人は結構多いと思います。

しかもそれが自分の人生を決める大事なターニングポイントと思うとさらに緊張感は増すことでしょう。

実際自分も以前はそうでした。

落ち続けて入った会社でのモチベーション維持は難しかった

実は私は大学を卒業して最初に入社した会社は広告制作会社でした。

本当は大手広告会社への入社を目指していたのですが、大学の就職課ではどの業界でも上位3社に入らなければ意味がないと言われていたので、日本の広告会社の売上高の高い会社の1位から3位までの会社に絞り込み、応募したのですが、全ての会社で筆記はパスしたものの面接では全て不合格、結局第3志望までの会社全て落ちてしまい、面接に落ちた理由もわからず、とにかく就職浪人だけは避けなければと親戚のコネで入ったのが中堅の広告制作会社でした。

その会社では筆記試験と面接があったのですが、親戚からは形だけだからと言われ、実際にその通りで、面接ではほとんど世間話だけで終わり、そのままトントン拍子に入社が決まってしまいました。

入社した当時は同じ広告関連業務に携われるからと自分に言い聞かせていたのですが、若かったこともあるのでしょう。

日々の裏方的な仕事と徹夜作業の過酷な労働環境に辟易としてこのまま仕事を続けることに自信がなくなり、結局紹介してくれた親戚にも相談することなく半年ほどで辞めてしまいました。

親にもこっぴどく叱られ、親戚にもお詫びに行きましたが、皆ほとんど呆れ返った様子でした。

すっかり自信を喪失しその後はモチベーションも全く上がらず半年ほど学生時代にお世話になったゲームセンターのバイトをしながら、たまに自分の学生時代の同級生と会って飲みに行ったりする毎日が続きました。

なかなか正社員としてやり直そうと言う気も起こらず最初のうちは2、3年はこのままでいいやと思っていました。

「このままではまずい」という気持ちから自問自答へ

しかし同級生と会ううちに段々と気持ちに変化が起こってきました。皆自分のやりたい仕事をしていたり、そうでなくともボーナスをもらって高い買い物などをしたりしている話など聞いて、段々と自分もこのままではまずい、やはり正社員として再スタートを切るべきだと思うようになってきたのです。

そこでまずモチベーションを上げるため初心に戻り自分は本当は何がしたいのだと自問自答するところから始めたのですが、やはり大学の時に受けた広告会社に対しての未練があることも最初の会社を辞めた原因であると認識しました。

 

しかし、大手の会社は中途採用を行なってはいても即戦力としての経験を求めるところばかりで、異業種で半年で辞めてブランクのある自分などは全く条件として当てはまりません。

そこでまずは中堅くらいの会社で経験を積んでそこからキャリアアップしていこうと考え、中堅くらいの会社を10社ほど応募しました。

しかし面接までこぎつけたのはわずか3社でした。ここで、新卒入社時以来の面接を受けることになるのですが、結果から言うと全て不合格でした。

今思えば新卒の時に面接を失敗したまま、なんの分析もしないまま社会人になった自分が中堅だろうが、中小企業だろうが同じ結果になるのは当たり前といえば当たり前の結果なのですが、せっかく立ち上がって再就職のために受けた面接が全て不合格になり、自分はもうレールには戻れないのだと絶望的になって自暴自棄になり、しばらくはバイトも就職活動もせず、家に引きこもっていました。

  • そしてこの先どうしたらいいんだろう。
  • なんで自分は面接まで行って全て落ちたんだろう
  • 自分は社会にとって必要のない人間なのかもしれない

ととことんネガティブになり毎日自分を責め続け、また自問自答を繰り返していました。

面接はお見合いと一緒と考えることで気が楽に

1ヶ月ほど悩み考え抜いて気がついたことなのですが、面接って実はお見合いと一緒なんじゃないかと言うことに気づきました。

相手は、与えられた条件の相手を採用することが重要なのに自分は写真で見ただけでよく知りもしない相手とお見合いするようではいつまでたっても成立するはずがありません。

要は相手が自分に求めている条件は何か、自分は相手に対してどれだけの想いがあり、自分はそれに見合った強みが提示できる方法を考えると言うことです。ここに気づいてからもう一度挑戦したいと言う気持ちになり、モチベーションを上げて改めて求人情報からこれはと言う会社をまた12社ほど選んで応募しました。

そこから面接にこぎつけた会社は3社ほど。

ここで私はとにかく徹底的にその会社のことを調べ上げて、自分の強みは何かそしてその会社で何ができるか何をしたいかと言うことをノートにびっしり書き綴ってそれを面接本番までなんども読みながら面接に臨みました。

面接本番では3社とも予想していない質問もあり赤面し、汗をかきながらなんとか面接を終えました。

ただ、どもりながらもノートに書き綴ってなんども繰り返し空で繰り返した大事なポイントはしっかりと主張できたとは思っていました。結果から言いますとなんと3社全て内定をいただきました。

その後、私はそのうちの1社で10年ほど経験を積んで広告会社の最大手の会社に転職し、現在はフリーのウェブコンサルの仕事をしています。

年収もサラリーマン時代の3倍ほどになりました。まるでわらしべ長者のような方法でステップアップできたのは、あの時自らモチベーションを上げて立ち上がり再チャレンジした経験があるからだと今は思っています。

まとめ

いかがでしょうか。私の場合は何と言っても自分が本当は何がしたいのかと自問自答するところから気づきに至ったおかげで今の自分があると思います。

就く職業は自分で必ずしも選べるとは限りません。

家族のために就きたくない仕事についたり、購入した住宅ローンを返済すべきために転職などできない人もいるでしょう。ただ私が思うのは誰もが一度きりの人生、自分が本当に好きなことで仕事をすることが正直な生き方だと思いますし、最終的には自分も家族も、そして社会に対しても一番貢献できる道ではないかと思うのです。

ぜひもう一度自分が本当に何をしたいのかを考え、もし今、仕事に就いていない方、就いていても本当は自分に今の仕事が合わず、転職を考えている方は、遠回りしても良いので、まずは小さな一歩からスタートするところから初めて見ませんか?

どのような方でも必ずや自分の理想とするところへたどり着けると信じています。

 

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